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なんちゃってソフトボール選手

サラリーマンの休日~家族で沖縄旅行~

 

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普段はサラリーマンをしていてまったくリラックスできなかったが、昨日大型休暇がもらえてついに念願の沖縄旅行に行くことができた。「明日沖縄に行くんだぞ!」と私が行ったときのあの子のはしゃぎようは今でも忘れないよ。今日はその初日を終えたが正直クタクタだ。朝10時のフライトだったので少し早めに家を出た。「何事もなく旅行できますように…。」車に乗ってからそればかりを考えていた。しかし、早速トラブルだ。渋滞で車がまったく動かないのだ。「ねえ、これ間に合うの?」後ろで妻が心配そうに尋ねてくる。「間に合うように祈るしかないだろ…!」私も渋滞で苛立ってしまい、つい妻にあたってしまった。「…ねえ、もし間に合わなかったらどうするの?」子どもも泣き出しそうになりながら聞いてきた。「大丈夫だよ。間に合うから。」私は極めて穏やかに言ったが内心は全く穏やかではなかった。妻は私の態度が気に食わなかったのか憮然とした態度で渋滞した道路を見つめている。気まずい沈黙が流れる。沈黙がいやで私はミュージックFMをかけてみた。ミュージックFMの中ではこの沈黙とは不釣り合いな楽し気な音楽が流れてきた。本来ならこの音楽のようにノリノリのはずだったのに…。そう思っていると周りの車が流れ出した。渋滞を抜けたのだ。なんとか空港に到着するとダッシュで諸々の手続きをすまし、飛行機に搭乗した。飛行機に乗れたときは安堵感に家族一同胸をなでおろした。「わあ、飛行機だ!今からお空を飛ぶんでしょ!?」そういえばこの子飛行機はじめてか。そりゃあ楽しいだろうね。しかし、その満面の笑顔もみるみるうちに曇っていった。

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飛行機は轟音をあげながら滑走路を走りだしたのだが、この音が怖いのかもしれない。

「大丈夫だよ。安心して。」妻が子どもをあやす。飛行機は角度をつけて離陸した。「怖い怖い怖い!」子どもが妻の腕にしがみついた。妻はその後も懸命にあやしてくれてなんとか寝てくれた。そうこうしているうちに私も妻も寝てしまい、気づいたときにはすでに沖縄だった。真っ青な空に綺麗な海!…を想定していたのだが天気はあいにくの雨模様。これには妻も子どももがっくりきたようだった。曇天の空のようにどんよりとした空気が家族内に流れる。「でもここは沖縄!明日晴れるかもしれないし楽しもう!」妻が空元気を出して歩いた。それに応じて子どもも「そうだよね!明日は晴れるかもしれないもんね。」と笑顔に。ナイスだ妻。これでこの雰囲気を打ち消すことができる。そうして私たちは楽しく過ごす…ことができたらどんなによかったことか。行きたい場所で妻と喧嘩し子どもは駄々をこねてばかり。今ようやくみんな寝静まったのだ。はあ、これからどうしよう。

 

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